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佐野 亜沙美; 栗林 貴弘*; 小松 一生*; 八木 健彦*; 大谷 栄治*
Physics of the Earth and Planetary Interiors, 189(1-2), p.56 - 62, 2011/11
被引用回数:22 パーセンタイル:52.77(Geochemistry & Geophysics)Mg端成分の重水素化したワズレアイトについて、中性子散乱実験を行い水素位置の精密化を行った。結晶構造のモデルに、単結晶X線散乱実験により求められた水素を含まない構造を用いて予備的な解析を行ったところ、差フーリエマップにはM3サイトの稜、O1とO4の間に核密度分布の最大の残差が見られた。重水素の初期位置をこの残差の位置として、リートベルト解析を行ったところ、重水素の位置は(0.096, 0.289, 0.315)、占有率は8.2%と精密化された。本研究により決定された水素位置から、ワズレアイトが水を含んだ場合、原子拡散について異方的な影響を持つことが示唆された。
浦川 啓*; 染谷 恵子*; 寺崎 英紀*; 桂 智男*; 余越 祥*; 舟越 賢一*; 内海 渉; 片山 芳則; 末田 有一郎*; 入舩 徹男*
Physics of the Earth and Planetary Interiors, 143-144, p.469 - 479, 2004/06
被引用回数:62 パーセンタイル:72.74(Geochemistry & Geophysics)スプリングエイト放射光と組合せた大容量マルチアンビル高圧装置を用いて、硫化鉄のエックス線回折実験を22GPa, 1600Kまでの高温高圧下にて行った。単斜晶系のFeS III相と六方晶系のFeS IV相の境界及びFeS IV相と砒化ニッケル構造のFeS V相の境界が、精密に決定され、各相の状態方程式が測定された。この結果をもとに、火星内部の構造モデルを議論した。
桂 智男*; 舟越 賢一*; 久保 敦*; 西山 宣正*; 丹下 慶範*; 末田 有一郎*; 久保 友昭*; 内海 渉
Physics of the Earth and Planetary Interiors, 143-144, p.497 - 506, 2004/06
被引用回数:109 パーセンタイル:86.75(Geochemistry & Geophysics)スプリングエイト偏向電磁石ビームラインに設置された新しいその場エックス線回折実験用高温高圧装置""の詳細を報告する。この装置は、いわゆるKawai型と呼ばれる高圧発生装置で1号機のSPEED-1500から多くの改良が施されている。焼結ダイヤモンドを利用した超高圧発生実験に適した金型を持ち、また高温における試料の粒成長に対処するため、プレス全体の揺動機構を有している。
桂 智男*; 山田 均*; 新名 亨*; 久保 敦*; 小野 重明*; 神崎 正美*; 米田 明*; Walter, M. J.*; 伊藤 英司*; 浦川 啓*; et al.
Physics of the Earth and Planetary Interiors, 136(1-2), p.11 - 24, 2003/04
被引用回数:173 パーセンタイル:93.74(Geochemistry & Geophysics)MgSiOのポストスピネル相転移境界をKawai型高圧装置と放射光を組合せた高温高圧下その場X線回折実験により再決定した。その結果、15502100Kにおける相境界は、約22GPaであり、地球内部660Km不連続が想定されている圧力より11.5GPa低かった。
久保 友明*; 大谷 栄治*; 加藤 工*; 浦川 啓*; 鈴木 昭夫*; 神部 祐一*; 舟越 賢一*; 内海 渉; 亀卦川 卓美*; 藤野 清志*
Physics of the Earth and Planetary Interiors, 129(1-2), p.153 - 171, 2002/01
被引用回数:50 パーセンタイル:66.4(Geochemistry & Geophysics)放射光を用いたX線回折の手段により、MgSiOのポストスピネル転移の研究を行った。MgSiOスピネル相がペロフスカイトへ転移する前に、SiOスティショバイト相あるいはイルメナイトが中間層として出現することを見出し、ポストスピネル相転移直後の粒径は過圧力によって大きく変化することがわかった。得られた実験データをアブラミの式により解析しメカニズムを考察した。